薬局に転職した薬剤師の転職体験談

年収公開!ファンケルの30代社員が未経験で大手薬局の薬剤師に転職!

年収公開!ファンケルの30代社員が未経験で大手薬局に転職!
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転職した薬剤師のプロフィール(株式会社ファンケル→大手薬局)

今回は、30代前半の薬剤師の方に転職経験について詳しくお話を伺いました。この方は、株式会社ファンケルで一般社員として勤務していたものの、その後、医療の分野に進むことを決意し、大手薬局へと転職を果たしました。ここでは、その転職に至るまでの経緯や、転職後の働き方、さらには感じたギャップなどについて詳細に紹介していきます。

転職前後のステータス比較

項目転職前転職後
施設形態or企業名ファンケル大手薬局
(151店舗以上)
年間休日120日124日
役職一般社員一般薬剤師
年収480万円460万円
月の勤務時間・残業時間150時間/月 
残業30時間/月
160時間 
残業5時間/月
通勤時間20分37分

薬学部を目指した理由は?

薬学部を目指した理由について詳しく伺うと、祖母が入院した際に接した薬剤師の方々のプロフェッショナルな仕事ぶりや、患者への温かい接し方に深く感銘を受けたことが大きなきっかけであったと話されました。その経験から、自分も同じように医療の現場で患者さんを支える仕事をしたいと考えるようになったそうです。また、2人の兄がいずれも医療関連の職業を目指していたこともあり、医療分野への関心が自然と高まっていったことが背景にあります。上の兄は製薬会社の研究員として、下の兄は医師を目指して勉強しており、その姿を見て、自分も何かしら医療の分野で役立てる職業に就きたいという思いが強まっていったそうです。こうして、薬剤師という職業に強く惹かれるようになり、薬学部への進学を決意しました。

前職の仕事内容は?

前職のファンケルでは、一般社員として主にマーケティングやイベント開催、SNS運用、お客様対応などを担当していました。具体的には、新製品のプロモーションを企画し、イベントを通じて商品の魅力を伝える役割を担っていました。また、SNSを活用してファンケルの商品やサービスについての情報発信を行い、顧客とのコミュニケーションを図ることにも力を入れていました。さらに、カスタマーサポートとして、顧客からの問い合わせ対応やアフターケアにも従事し、顧客満足度の向上に努めていたそうです。こうした多岐にわたる業務を通じて、マーケティングのスキルや顧客対応のスキルを磨いてきましたが、医療分野への興味が高まる中で、次第に医療現場での仕事に挑戦したいという気持ちが強くなっていきました。

前職の入社理由は?

ファンケルに入社を決めた理由について伺うと、化粧品に対する強い興味があったことが一つの大きな要因であったそうです。「美」を通じて、世の中の女性がより生き生きと輝くように貢献したいという思いから、ファンケルという企業に魅力を感じたそうです。また、ファンケルは大手企業であり、その安定感に惹かれたことも理由の一つでした。さらに、面接を通じて感じた社員の人柄の良さや、働きやすい職場環境が伝わってきたことも大きな決め手となりました。長く働ける職場であり、自分自身が成長できると感じたため、ファンケルでのキャリアをスタートさせることに決めました。

転職しようと思った理由は?

転職を考えるようになった理由は、2020年から世界的に広がった新型コロナウイルスの影響が大きかったといいます。当時、コロナが蔓延する中で、ニュースやメディアでは医療従事者の献身的な働きぶりが頻繁に取り上げられていました。それを目にした時、医療従事者たちのプロフェッショナルな姿に感銘を受け、彼らのように世の中に貢献できる仕事がしたいという気持ちが強く芽生えました。ファンケルでの仕事にやりがいを感じながらも、医療分野への情熱が日に日に高まっていったため、最終的に転職を決意することになりました。医療を通じて人々の健康や生活を支える仕事に就きたいという強い思いが、新たなキャリアへの背中を押しました。

転職活動で心掛けていたことは

当時、薬剤師としての実務経験が全くなかったため、研修体制が充実している大手企業を中心に就職活動を行いました。大手企業であれば、新卒同様にしっかりとした研修を受けられる可能性が高いと考えたからです。また、実際に店舗見学に参加し、自分が働くイメージを持てるかどうかを重要視しました。見学を通じて、職場の雰囲気や実際の業務の流れを確認し、自分がその環境で働く姿を具体的にイメージできるかどうかを慎重に判断しました。このように、入社後にギャップを感じないよう、事前にできる限りの情報収集と職場のチェックを行い、慎重に企業を選んでいきました。

使った転職サイトは?

マイナビ薬剤師

使って良かった転職サイトは?

マイナビ薬剤師

その理由は?

自分の要望をできるだけ叶えられるように親身に色々なジャンルの転職先を提案してくれ、連絡もまめだったので、安心して活動をすることができたから。

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面接を受けた数は?

転職活動中に受けた面接の数は5社でした。複数の企業に応募し、それぞれの企業での面接を通じて、自分に最も合った職場を見つけるための努力を惜しみませんでした。面接を通じて、自分のスキルや経験をアピールすると同時に、企業側の雰囲気や働き方を確認することも重要なプロセスでした。各社の面接官から受ける質問に対して真摯に答え、自分の強みやキャリアビジョンをしっかりと伝えることを心掛けました。

面接で聞かれた質問は?

最初に自己紹介を求められ、これまでのキャリアや経験について簡潔に説明しました。特に、最初の就職先としてなぜ化粧品会社を選んだのか、そこでどのような業務に従事していたのか、さらにその業務でどのような成果を上げたのかについて詳しく説明する必要がありました。加えて、今回転職を考えた理由や、将来のキャリアビジョンについても質問されました。これに対しては、医療分野に対する熱意と、薬剤師としてどのように成長していきたいかを明確に伝えることが求められました。また、自分の強みや弱みについても具体的なエピソードを交えながら説明し、最後に、企業側への質問があればそれを投げかける機会も与えられました。

現職への入社の決め手は?

現職である大手薬局への入社を決めた理由は、大手企業ならではの安心感と、充実した研修制度が魅力的だったことにあります。特に調剤未経験だったので、研修を通じて基本から学べる環境は非常に重要でした。さらに、店舗見学を通じて、薬剤師の人数や処方箋の枚数の多さを目の当たりにし、その環境で自分が成長できると感じたことも決め手となりました。多くの患者さんと接する機会がある大手薬局では、幅広い経験を積むことができ、自分のスキルを高めることができると考えました。こうした要素が合わさり、この大手薬局でのキャリアをスタートさせることを決意しました。

入社してからのギャップはあった?

入社してから感じたギャップについても詳しく伺いました。大手企業ということで、研修制度が充実していると期待していたものの、実際には期待とは異なる点があったそうです。例えば、同じ時期に入社した新卒の男性社員は、別途時間を設けて新人研修を受けていたのに対し、自分はほとんど研修を受ける機会がなかったといいます。時間があればPCからオンライン研修を受けることも可能でしたが、店舗が忙しく、その時間を確保することが難しかったため、十分な研修を受けられなかったことに不満を感じました。また、頻繁に他店へヘルプに行くことが多く、同じ店舗で長期的に業務を行うものだと思っていたため、その点でもギャップを感じたそうです。これらの経験を通じて、入社前に期待していた環境と実際の業務内容に違いがあることを痛感しました。

転職後の仕事内容は?

現在、大手薬局で一般薬剤師として働いています。主な仕事内容は、処方監査、疑義照会、調剤・調剤監査、服薬指導、医薬品管理、在庫管理、さらには在宅業務など、多岐にわたります。大手薬局ということで、扱う処方箋の数も多く、日々多忙な業務をこなしていますが、その中で薬剤師としてのスキルを磨き続けています。また、医療従事者として、患者さん一人ひとりに丁寧な対応を心掛け、彼らの健康を支える役割を担っていることにやりがいを感じています。さらに、在宅業務を通じて、患者さんの生活環境に合わせた医療提供の重要性を学び、その責任感を日々感じながら仕事に取り組んでいます。

転職して良かったこと

転職して良かったと感じる点についてもお話しいただきました。前職では、常に何かに追われるような生活を送っていたため、ストレスを感じることが多かったそうです。例えば、プレゼンテーションの準備や、マーケティング戦略の立案など、締め切りに追われる業務が続いていました。しかし、薬剤師としての仕事は、基本的に1日1日で完結する業務が多いため、休み中に仕事のことを考える必要がなく精神的に楽になったと感じています。また、医療現場での仕事に従事することで、直接的に人々の健康や生活を支える役割を果たしているという実感を得られることも、大きなやりがいの一つだと話していました。

これから転職活動をする方に向けて

高年収がいいとか、早く帰りたいから閉局時間が早いところがいいとか、家から近いところがいいとか、色々要望はあると思うのですが、転職活動をしていてそれを全部叶えられる転職先はなかなか見つかりません。それをずっと探し続けていたらあっという間に数ヶ月過ぎてしまうと思うので、転職活動をする前に一個絶対に譲れない軸を決めておくとブレずに探しやすくなり、薬局も絞れてきて、比較的早く転職活動を終えれると思いました!また一個のエージェントだけを信用するのでなく、複数のエージェントを活用して、並行で探すのがいいなと思いました。色々なエージェントさんの意見を聞いてその意見を参考に自分の納得のいく薬局に転職するのが後悔ないなと思います。

ABOUT ME
さつき
105回薬剤師|Xフォロワー2,500人 転職経験あり。「薬剤師の転職アレコレ」でリアルな薬剤師の”退職理由”や”年収事情”など転職活動情報を発信しています!