ドラッグストアに転職した薬剤師の転職体験談

年収公開!コスモス薬品の20代薬剤師が大手ドラッグストアに転職!OTC販売から調剤業務にキャリアチェンジ!

コスモス薬品 薬剤師 転職体験談
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転職した薬剤師のプロフィール(コスモス薬品→大手ドラッグストア)

今回は、20代半ばの薬剤師の転職経験についてお話を伺いしました。新卒で入社のコスモス薬品から大手ドラッグストアへの転職を決意し、どのような経緯でその意思決定を行い、転職後にどのような変化があったのかを詳しく語っていただきました。転職前後のステータス比較から、その動機、転職後の実際の状況に至るまで、深掘りしてご紹介します。

転職前後のステータス比較

項目転職前転職後
施設形態or企業名コスモス薬品大手ドラッグストア
年間休日8-9日/月8-9日/月
役職一般薬剤師一般薬剤師
年収550万円600万円
月の勤務時間・残業時間172時間/月 
残業0時間/月
176時間/月 
残業2時間/月
通勤時間20分20分

ステータス比較を見てもわかるように、転職後の年収は増加し、勤務時間もわずかに増えたものの、残業は依然として少なく、バランスの取れた労働環境を維持しています。

薬学部を目指した理由は?

私が薬学部を目指した理由は、何よりも医療従事者として人々の健康に寄与したい思いがあったからです。幼少期から、医療に関心があり、特に薬の力で病気を治すことに対する興味が大きく、次第に薬学部に進学することを考えるようになりました。また、薬剤師という職業は専門的な知識を持ち、それを活かして直接患者さんに貢献できる仕事である点が非常に魅力的でした。医療の一端を担う存在として、薬剤師という職業に就くことで、自分が社会に対してどのような貢献ができるのかを常に考え、行動していきたいという思いが強くありました。

前職の仕事内容は?

コスモス薬品での仕事は、一般薬剤師としての業務が中心でしたが、特にOTC(Over-The-Counter)医薬品の販売に力を入れていました。OTC販売に加え、店舗のフロア全体の物販業務、レジ打ちを含む日常業務も担当していました。

具体的には、顧客が求める商品に対して適切なアドバイスを提供し、最適な商品を提案することが求められました。特に、OTC医薬品の販売では、顧客の症状に合わせて適切な商品を選び、その使用方法や注意点を丁寧に説明することが重要な業務の一環でした。また、店舗フロア全体の物販業務にも携わり、商品の補充やディスプレイの配置、レジ業務など、店舗運営に必要な幅広い業務を担当していました。

こうした経験を通じて、薬剤師としての専門知識を活かしながら、一般の販売業務もこなすことで、店舗運営の全体像を理解することができました。

前職の入社理由は?

コスモス薬品に入社した理由は、薬局実習を通して得た経験が大きな要因でした。調剤業務も興味深いものでしたが、それ以上にドラッグストアでのOTC販売に強い魅力を感じました。実習を通じて、OTC販売に携わる薬剤師の役割がいかに重要で、やりがいがあるかを実感しました。そして、将来的にはドラッグストアでのキャリアを積み重ね、店長やエリア長といった役職に就きたいという目標が生まれました。

薬剤師の資格を持ちながら、一般従業員と同じようにOTC販売の業務に携わることで、実務経験を積みながらキャリアアップを目指したいと考えました。当時は薬剤師の売り手市場であり、薬剤師としての資格を持っていることが大きな武器となりました。そのため、いつでも調剤業務に挑戦できるという安心感がありましたが、まずはOTC販売に特化した企業で経験を積むことがキャリア形成において重要であると考え、コスモス薬品への入社を決意しました。

転職しようと思った理由は?

実際に働き始めてから、次第に将来のキャリアについて悩むようになりました。特に、役職者たちの長時間労働や仕事内容による疲労を目の当たりにすることで、自分自身が同じような道を歩むべきかどうかについて深く考えるようになりました。学生時代は「やりがい」を重視していましたが、実際に社会人として働く中で、「プライベートの大切さ」を強く実感するようになりました。

コスモス薬品での勤務は充実していたものの、将来のキャリアを考えたときに、給与や勤務時間だけでなく、自分の生活全体を見直す必要があると感じました。また、役職者としてのキャリアを積むことが自分にとって本当に望ましい道なのか、自問自答する日々が続きました。そうした中で、より良い労働環境と、私生活とのバランスを重視するようになり、転職を真剣に考えるようになりました。

転職活動で心掛けていたことは

私が転職活動を行う際に心掛けていたことは、自分の立場を客観的に理解することでした。新卒1年目での転職ということもあり、年収アップを目的とした転職は面接通過が難しいと考えました。そのため、給与や福利厚生に関しては現状と同程度の維持を希望条件として転職活動を進めました。また、調剤のスキルがなかったため、しっかりとした研修制度が整っている職場を選ぶことを重視しました。

転職活動中、私は慎重に企業を選び、無理のない転職を目指しました。特に、1年目での転職ということもあり、不安もありましたが、自分のキャリアを長い目で見たときに、どういった環境で働くことが最も自分にとって良いのかを考えました。その結果、給与や福利厚生が現状維持であっても、将来的にスキルアップができる職場を選ぶことが最善の選択であると判断しました。

使った転職サイトは?

私が転職活動を行う際に利用したのは「ファルマスタッフ」という転職サイトでした。このサイトを選んだ理由は、薬剤師に特化した求人情報が豊富であり、希望する条件に合った求人を見つけやすかったからです。また、転職活動に不慣れな私にとって、エントリーシートや面接対策など、細やかなサポートが受けられる点も非常に魅力的でした。

使って良かった転職サイトは?

ファルマスタッフ

その理由は?

ファルマスタッフを利用して良かったと感じた理由は、私の希望を尊重してくれる姿勢が非常に感じられたことです。転職サイトによっては、無理に転職を勧めるところもありますが、ファルマスタッフはそういったことがなく、私自身が納得した上で転職活動を進めることができました。また、1年目の転職ということで不安がありましたが、エントリーシートの作成や面接対策などを丁寧にサポートしていただき、自信を持って転職活動を進めることができました。

さらに、面接場所に担当者が同行してくれたことで、安心して面接に臨むことができました。転職後もアフターフォローがあり、入社後の不安や疑問にも親身になって対応してくれた点は、非常に心強く感じました。こうした細やかなサポートのおかげで、転職活動をスムーズに進めることができ、無事に新しい職場に適応することができました。

ファルマスタッフと他の転職サイト8社の比較はこちら

面接を受けた数は?

転職活動中、私は1社だけ面接を受けました。多くの企業を受けるのではなく、事前にしっかりとリサーチを行い、自分に最も合った企業を見極めることに重点を置きました。限られた時間の中で、自分に合った企業を選び、その企業に対して全力を尽くすという戦略をとりました。その結果、面接を受けた1社だけで内定をもらうことができ、転職活動はスムーズに進みました。

面接で聞かれた質問は?

・自己紹介を簡単にお願いします 
・なぜ弊社を受けようと思いましたか
・転職活動で叶えたいことを2つ教えてください
・●社目の転職、退職理由を教えてください
・仕事の中でのやりがいを教えてください
・仕事の中で苦手なことを教えてください
・なぜ早い時期の転職になった?
・全国職での入社は可能か?
・車の運転は可能か?
・将来的な1人薬剤師に興味あるか?
・管理薬剤師になってほしいが、どう考えている?
・なぜ他のドラッグストアではなく、コチラに?
・前職で人間関係で困った事は?

現職への入社の決め手は?

私が現職の大手ドラッグストアに入社を決めた理由は、学生時代から内定をもらっていたことが大きな要因です。学生時代からその企業について十分に理解しており、大手企業ならではの安定感や、将来的なキャリアパスが明確である点に魅力を感じていました。また、店舗に合わなければ異動を相談できる安心感もありました。

入社前には、街中の幾つかの店舗に足を運んでみましたが、スタッフや薬局の雰囲気に違和感を感じることはなく、ここでなら自分らしく働けると感じました。さらに、監査システムがしっかりしている点も安心感を得られる要素の一つでした。これらの理由から、現職に入社を決めました。

入社してからのギャップはあった?

入社後、いくつかのギャップを感じることもありました。特に、研修に関しては名ばかりで、担当する薬剤師によって質に差があることに驚きました。期待していたほどの一貫性がなく、現場での実務を通じて独学で学ばなければならない場面も多くありました。研修の質が一定でないことで、スムーズに業務に適応するのが難しいと感じることがありました。

転職後の仕事内容は?

現在の職場では、大手ドラッグストア(調剤併設店)で一般薬剤師として働いています。主な業務内容は、薬剤師業務全般で、1人店舗では処方箋の入力からレセプト請求まで一貫して行うこともあります。調剤業務に加えて、服薬指導や薬歴管理、在宅訪問など、多岐にわたる業務を担当しています。

特に、1人店舗での業務は責任が大きく、プレッシャーも感じますが、その分やりがいも大きいと感じています。これまでの経験を活かしつつ、新しいスキルを身に付ける機会が多くあり、日々成長を実感しています。また、大手企業ならではのしっかりとしたサポート体制があり、何か困ったことがあればすぐに相談できる環境が整っている点も非常に心強いです。

転職して良かったこと

転職して良かったと感じる点は、充実した福利厚生と、学生時代の友人のおかげで、安心して働くことができる環境にあることです。現職では、年齢層が近い配属店舗で薬剤師としての基礎を築きつつ、在宅メインの店舗では新しい業務の流れを経験することができました。

さらに、自分で評価項目を設定し、ボーナスの評価に影響を与えることができる制度もあり、やりがいを感じています。自分の努力が評価される仕組みが整っていることで、モチベーションを高く保ちながら働くことができています。転職を通じて自分にとって最適な職場環境を見つけることができたと感じています。

これから転職活動をする方に向けて

最後に、これから転職活動を考えている方に向けて、私が今回の転職活動で感じた重要なポイントをお伝えしたいと思います。

  1. 現状の立場を理解し、傲慢な転職は避けること
    自分の経験やスキルを過信せず、謙虚な姿勢で転職活動に臨むことが大切です。特に、若手の場合は経験が浅いため、成長の機会を提供してくれる企業を選ぶことが重要です。
  2. 給与アップとQOLのどちらを優先するかを明確にすること
    転職において、給与アップを目指すか、生活の質を向上させるかを明確にすることが大切です。自分が何を最も重視するのかを考え、それに基づいて企業を選ぶことが成功の鍵です。
  3. 面接では素の自分を出せるかどうか(慌てない、過剰に丁寧すぎる言い方をしないこと)
    面接では、自分を過度に飾らず、自然体で臨むことが大切です。自分を偽って入社しても、後々ギャップに悩むことになるため、素直に自分を表現することが求められます。
  4. 薬剤師は売り手市場なので、積極的に相談を活用すること
    薬剤師は売り手市場であり、多くの選択肢があります。そのため、転職エージェントや相談窓口を積極的に活用し、自分に最も合った職場を見つけることが重要です。

これらのポイントを押さえることで、転職活動をスムーズに進め、理想の職場を見つけることができると思います。転職は人生の大きな転機ですが、しっかりと準備を行い、自分に合った選択をすることで、より充実したキャリアを築いていくことができると思います。

ABOUT ME
さつき
105回薬剤師|Xフォロワー2,500人 転職経験あり。「薬剤師の転職アレコレ」でリアルな薬剤師の”退職理由”や”年収事情”など転職活動情報を発信しています!