ドラッグストアに転職した薬剤師の転職体験談

虎ノ門病院の30代薬剤師がドラッグストアに転職!気になる年収は?都心から郊外のドラッグストアへの転職で充実した生活を実現

【ワークライフバランス向上】1児の母が年収160万円アップ!都心から郊外のドラッグストアへの転職で充実した生活を実現
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転職した薬剤師のプロフィール(虎ノ門病院→ドラッグストア)

今回は、30代前半の薬剤師がどのような経緯で転職を決意し、そしてその転職がどのような結果をもたらしたのかをお伺いしました。大規模な病院での経験を経て、調剤併設のドラッグストアへと職場を移すことになった彼女の選択には、どのような背景があったのでしょうか。転職前後のステータス比較から、その動機、転職後の状況に至るまで、詳細に語っていただきました。

転職前後のステータス比較

項目転職前転職後
 勤務地東京都東京都
施設形態or企業名虎ノ門病院ドラッグストア(調剤併設店)
役職一般薬剤師一般薬剤師
年収360万円520万円
月の勤務時間・残業時間200時間/月
残業25時間程度 
190時間/月
残業10時間程度 
通勤時間55分55分

このステータス比較からわかる通り、転職によって年収は大幅に増加し、勤務時間もわずかに短縮されました。残業時間が少なくなったことで、仕事とプライベートの両立がしやすくなった点も、転職による大きなメリットの一つと言えるでしょう。

薬剤師になろうと思った理由は?

私が薬剤師を目指したきっかけは、医療系の中でも特に薬学に興味を持ったことでした。大学時代に薬学を学び、その面白さに魅了されたことが一番の理由です。薬がどのように人体に作用するのか、どのようなメカニズムで病気を治癒に導くのかといった知識を深めるうちに、薬剤師という職業に対して強い興味を抱くようになりました。

また、薬剤師という資格は国家資格であり、結婚や出産後も長く働き続けることができるという安定性がある点も、この職業を選んだ理由の一つです。特に女性にとって、結婚や出産などのライフイベントを経験しながらも、安定して働くことができる職業を持つことは非常に重要です。私自身も将来的には家庭を持つことを考えており、その中でもキャリアを積み重ねることができる職業である薬剤師を選びました。

前職の仕事内容は?

虎ノ門病院での仕事は、一般薬剤師としての業務が主でした。具体的には、調剤、処方監査、そして当直業務を担当していました。

前職の入社理由は?

私が虎ノ門病院を選んだ理由は、やはり大規模病院でありながら、早期に病棟業務に携わることができるという点に強く惹かれたからです。複数の診療科を学べる環境が整っており、薬剤師として幅広い知識と経験を積むことができると期待していました。また、この病院では学会発表を積極的に支援しており、勉強会や研修が充実している点も非常に魅力的でした。

転職しようと思った理由は?

実際に働いてみると、私が希望していたような病棟業務には携わることができず、そのことが転職を考える大きな要因となりました。病院の調剤部門に長く留まる中で、患者さんと直接関わる機会がほとんど無く、このままでは自分のキャリアが停滞してしまうのではないかという不安を感じるようになりました。医療現場で直接患者さんと接し、その反応を見ながら適切な薬の選択や服薬指導を行うことができる仕事に携わりたいという思いが強くなっていきました。

さらに、病院という閉鎖的な環境の中で、パワハラが日常的に行われていることにも大きなストレスを感じていました。精神的な負担が増える一方で、仕事へのモチベーションが次第に低下していくのを感じていました。上司や同僚との関係がうまくいかないことが増え、職場環境自体が自分に合わないのではないかという疑念を抱くようになりました。そのため、よりオープンで患者さんとの接点が多い調剤薬局への転職を真剣に考えるようになりました。

使った転職サイトは?

薬キャリエージェントマイナビ薬剤師リクナビ薬剤師日本メディカルキャリア

使って良かった転職サイトは?

日本メディカルキャリア

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使って良かった理由は?

他の大手転職サイトと違って押し売りされることもなく、丁寧にヒアリングして下さったからです。応募書類の添削、面接同行、店舗見学を嫌がることなく対応してくださりました。

面接を受けた数は?

転職活動を行った際、私は1社だけ面接を受けました。多くの会社を受けるのではなく、事前にしっかりとリサーチを行い、自分に最も合った職場を見極めることに重点を置いていました。限られた時間の中で、自分に合った企業を選び、その企業に対して全力を尽くすという戦略をとりました。結果的に、面接を受けた1社だけで内定をもらうことができ、転職活動はスムーズに進みました。

面接で聞かれた質問は?

・自己紹介を簡単にお願いします
・今までの職歴、そこで得たことを簡潔にまとめて下さい
・前職を辞めた理由は何ですか
・当社へ入社して転職理由は解決できそうですか
・前職の経験を活かして当社でとのように力を発揮できますか
・得意な分野を教えてください
・苦手な人や患者さんがいた場合、どのように対応しますか
・長所と短所を教えてください

現職への入社の決め手は?

現職であるドラッグストアへの入社を決めた最大の理由は、店舗見学をさせてもらえたことです。面接時に実際に働く現場を見ることができたのは、非常に大きなポイントでした。見学を通じて、アットホームな雰囲気や職場の活気を感じ取ることができ、この環境であれば自分が求める仕事ができると確信しました。また、本部と店舗の距離が近く、何か困ったことがあってもすぐに相談できる環境が整っていることも非常に魅力的でした。

さらに、現場でのノルマが他社と比べて厳しくなく、仕事とプライベートの両立がしやすい点も、大きな決め手となりました。以前の職場では、時間的にも精神的にも余裕がなく、仕事とプライベートのバランスを取ることが難しかったため、こうした環境の変化は非常に魅力的でした。また、福利厚生がしっかりとしており、安心して働くことができる環境が整っている点も、入社を決める要因となりました。

入社してからのギャップはあった?

入社後にいくつかのギャップを感じることもありました。特に、新卒社員が手厚く扱われる一方で、中途社員はぞんざいに扱われるという社風には驚きました。中途採用に対しても充実した研修制度があると聞いていたのですが、実際には独学に頼るしかなく、思っていた以上に苦労しました。新しい職場での業務に慣れるまでの期間は、自分自身の努力が求められる場面が多く、時には孤立感を感じることもありました。

ただし、給与は比較的満足できる水準であり、その点は救いでした。また、福利厚生や育休・産休制度も整っており、将来的な生活設計に対して安心感が持てることは、入社前に感じていた不安を払拭する要因となりました。特に、将来的に家庭を持つことを考えた場合、こうした福利厚生が整っていることは非常に重要です。

転職後の仕事内容は?

現在の職場では、ドラッグストア(調剤併設店)で一般薬剤師として働いています。主な業務内容は、服薬指導、調剤、監査です。これまで病院での経験を活かしつつ、患者さんと直接関わる機会が増えたことで、仕事に対するやりがいを強く感じています。特に、服薬指導では、患者さん一人ひとりの状況に合わせたアドバイスが求められるため、非常にやりがいのある仕事です。

また、調剤や監査の業務でも、病院で培ったスキルを活かすことができています。患者さんとの会話を通じて、彼らのニーズを把握し、それに応じた薬の提供や指導を行うことで、日々の仕事に充実感を得ています。ドラッグストアという現場では、医薬品の提供だけでなく、一般の市販薬についても幅広い知識が求められるため、自己研鑽の機会も多くあります。

転職して良かったこと

転職して良かったと感じるのは、やはり福利厚生が整っている点です。育休や産休に対する理解があり、実際に休暇を取得しやすい環境が整っているため、将来的な家族計画にも安心感があります。また、職場の人間関係も良好で、困ったことがあればすぐに相談できる環境が整っている点も、大きな魅力です。

また、仕事とプライベートの両立がしやすくなり、心身ともに余裕を持って働けるようになったことも、転職して良かったと感じるポイントです。以前は、仕事に追われる日々が続き、プライベートの時間を十分に確保することが難しかったですが、現在の職場ではその点が大きく改善されました。これにより、生活の質が向上し、日々の充実感が増したと感じています。

給与面でも以前よりも向上し、生活の安定感が増したことも大きなメリットです。以前は年収が360万円でしたが、現在は520万円と大幅に増加しており、経済的な余裕が生まれたことで、生活の質も向上しました。これにより、将来の計画も立てやすくなり、仕事に対するモチベーションも向上しています。


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さつき
105回薬剤師|Xフォロワー2,500人 転職経験あり。「薬剤師の転職アレコレ」でリアルな薬剤師の”退職理由”や”年収事情”など転職活動情報を発信しています!